2012年5月19日 (土)

明暗

  神楽坂にあるイワト劇場へ夏目漱石作『明暗』の朗読劇を見に行きました。朗読の松浦このみさんが演技もされ、その新鮮な経験についてブログで書かれていたので「こりゃぁ、見に行かねば」と。最初に出演者が出そろったところですでに胸がじ〜〜ん。動きセリフすべて、その息づかいをLIVEで体感するに勝るものはありませんね。ストーリーは(人が死んで生き返るとか、どこかで涙や笑うを誘う媚びた内容ではなく)誰もがどこか共感できる生活に沿ったもので、とても良かったです。三谷なんとか作品のようなわざらとらしいユーモアもなく、このような作品がもっと日常に上演されないものだろうか、と思いました。明日が千秋楽。入場料なんと2,000円。終盤のお秀と由雄のやりとりは「Rouge」のエンディングを思い起こすようなリズミカルなスピードがあります。神楽坂を散策しがてら如何でしょうか。
イワト劇場ありがとう公演 朗読劇『明暗』

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2012年5月15日 (火)

秋の曲

 先週、久しぶりに東郷町のレッスン場へ行きました。皆さんガッツある方々ばかりで、教えているこちらも楽しくなります。先月中に高橋が手の形など注意した点がすべて直っており、速つぎのステップへ。素晴らしいですね。夫々皆さんのテンポでかまわないと思いますが、新しい事を知って音楽に反映させていくのは、とても素敵な事だと思います。来月も皆さんの上達ぶりを楽しみたいと思います。

 吉沢検校作曲「秋の曲」に出てくる歌の一つに古今和歌集、壬生忠岑(みぶの ただみね。ちなみに身分は低い下級武官でしたが歌人としては一流と賞されました)作詞「山里は秋こそことにわびしけれ 鹿の鳴く音に目をさましつつ」があります。意味は「山里の秋はとりわけ寂しいと 鹿の鳴き声で夜中に目を覚まして思う 」ですが、目が覚めてしまうほどの鹿の鳴き声とはいったいどんなものか知りたくなりました。

 この声には驚きましたが、それにしてもこの声をうるさく感じるほど生活の中に鹿がとけ込んでいた時代にあこがれもします。

 同じく前歌に出てきますが、読み人知らずで「久方の天の河原の渡守 君渡りなば楫かくしてよ」というものがあります。意味は「天の河原の渡し守よ、あの人が川を渡ったら、もう帰れないように楫(かぢ=舵)を隠しておくれ」などという恋心を歌ったものです。ずいぶんしっとりした内容で、これに限らず地唄を10代の生徒に歌わせる時にちょっと不自然かな、と思うときもないわけではありませんが、これに似た感情は学生生活の中でもあるはずなので、こういう意味なんだよと説明して地道に取り組んでいます。「秋の曲」は歌も手事(技術)も楽しめる曲だと思います。吉沢検校は私と同じ愛知県出身ですしね。歌詞の内容が暗く停滞している感じなのに伴奏である箏は前に進んでいると感じる事が多いです。土壌を感じるのは私だけでしょうか。

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2012年5月14日 (月)

肩凝り

 Photo
 なっちゃんが自転車でレッスンに通って来ました。ヘルメットと京都旅行で見つけた爪箱。手提げバッグはママの手作りだそうです。可愛いですね。

5月14日(月)
 朝のテレビ番組で、肩こりというのは「首から肩にかけての僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉が緊張し続けることによって血行が悪化し、疲労物質が蓄積して起こる炎症」と言っていました。人間の頭部というのは4kgほどの重さがあるため、7cmうつむくと、なんと肩には約20kgもの負荷がかかるのだそうです。とにかくうつむく姿勢がよくないとの事で、僧帽筋の相棒である広背筋を使って体を反らせ、僧帽筋の緊張をゆるめるのが改善のコツとか。番組では1分を作業したら5秒は体を反らせると言っていましたが、こうしてパソコンに向かっている間でもそれはかなり難しいと感じました。でも、まぁ、気がついた時に体を反らせる事は大切だとわかった次第です。
 その直後CS放送でビル・エヴァンス(p)のスウェーデン公演を見て改めて驚きました。
 ビルの肩は凝らなかったのだろうか。
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